これがカリピノの頂点、
世界のソムリエも唸る
黄昏のルビー。
ピノ・ノワール好きを公言しているのなら、リヴァース・マリーをご存知だろう。フィネスの意味がわかるなら、この味わいの素晴らしさが伝わるはずだ。驚きを約束する、必飲の一本。
Smart Point 1
注いだ瞬間に香りが
大爆発を起こす
アントニオ・ガッローニに「見たらすぐ入手すべき歴史に残るワイン」と言わしめたリヴァース・マリーのピノ。
美しく輝くルビーをグラスに注げば、ぶわっと花束を広げたかのように香りが押し寄せる。スムーズなタッチの口当たり、完璧なバランスを実現した至高のピノ・ノワールはブルゴーニュではなく、カリフォルニア・ソノマの地にあった。
Smart Point 2
アメリカ初の100pt
ピノを生み出したのが、
リヴァース・マリー
素晴らしいワインを生み出しているのは、トーマス・リヴァー・ブラウン。シュレーダーやアウト・ポストなどを筆頭に、現在15社ものワインメーカーを務める、アメリカンワインの達人である。
ナパのカベルネを得意とし、数多あるワイナリーでワインスペクテーターの高得点を量産する彼が、自らの名を冠して妻と二人で始めたのが、ソノマでのピノ・ノワール。その出来栄えたるや、評価誌ヴィノスでブルゴーニュ以外のピノ・ノワールで史上初の100ptsを獲得するほど。
Smart Point 3
兄弟ワインも注目度急上昇…!
お買い得なのは今だけ
驚きとともに世界市場に迎えられたこのピノ・ノワールのニューヒーロー、年2500本程度と生産量がひどく少ないために日本に回ってくる量も限りがある。
さらに、造り手のトーマス・ブラウン自身が、兄弟畑のオキシデンタル・リッジのポテンシャルが急上昇しているという趣旨の発言をしたことがきっかけで、このワインにも注目が集まっている。近い将来はこの価格で手に入れることができなくなる可能性は十二分に考えられる。
結論
注意!このピノの沼にはまる
覚悟のある人のみ購入すること。
大袈裟ではなく、この造り手は間違いなく新世界ピノ・ノワールのトップに君臨している。ブルゴーニュのピノの同価格帯と比較してみても満足度は段違いだ。話題のマイクロネゴス、オリヴィエ・バーンスタインが手に入らずにヤキモキしているなら、1本でいい、試してみて欲しい。
カリフォルニアを代表するスター・ワインメーカー、トーマス・リヴァー・ブラウンが、自身と妻ジュヌヴィエーヴ・マリー・ウェルシュの名前を冠して造る。ソノマ・コーストに特化し、秀逸な畑数カ所からの葡萄を用いてのシングル・ヴィンヤードと、その畑の特徴を生かしたブレンド・ピノ・ノワールを2002年から造り始めた。
全房でのプレス、SO2の添加は極少量、ノンフィルターでの瓶詰めなどのこだわりをキープするには、現在の生産量(年産2500ケース程度)が限界。
中心に向かってじっくりと深くなる、美しいライトルビー。スワリングすると滑らかな滑らかな表面がつやつやと光をたゆたわせています。
ボトルの口からグラスに伝う液体からも香りがするような、たっぷりしたアロマの束。赤いベリーと黒いベリーがどっさりと感じられ、色とりどりの花のブーケが華やか。時間が経つごとになめし革やスパイス、トリュフのニュアンスも現れ、複雑で飽きさせてくれません。
アタックから酸味と果実味はしっかりと調和していて、シルキーで滑らかなタッチとともに口の中で広がります。香り同様、ベリーの甘味がたっぷり、しかししなやかな酸がしっかりと支えて、アフターはほんのりと心地の良い苦味を伴って長く続いていきます。
香り、味わい共にスケールが大きく、充実感のあるピノ・ノワール。ゆったりと大きなブルゴーニュグラスで、最初はやや低めの温度で始めると優雅さを楽しめると思います。
生産者 | リヴァース・マリー |
---|---|
地域 | アメリカ・カリフォルニア州 |
原産地呼称 | ソノマ・コーストAVA |
葡萄品種 | ピノ・ノワール 100% |